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後編は近代携帯電話ゲームと今後の発展についてです。
前回は携帯電話ゲームの現在までの進化と問題点について書かせていただきました。今回は進化した携帯電話ゲームの今と今後について書かせていただきます。
さて、携帯電話でゲームがやりにくいということを前回書きました、ではゲーム機のコントローラーと携帯電話の操作性の違いとは何でしょうか。それは持ち方です。ゲーム機のコントローラーは横向きに両手で持つのに対して、携帯電話はその構造上片手で縦に持ちます。もちろん無理やり両手で操作することも出来ますが、どちらにしてもあまりゲームをプレイするのに適してはいません。また十字キーの有無という点も大きいでしょう。とにかく携帯電話では、アクションゲームを初めとした素早い操作を求められるゲームをまともにプレーすることが困難です。
しかし近代その問題に対する答えと取れるような物がいくつか出てきました。
まずその独特の開閉機構と持ちうる限りの多機能で話題になったauの『W44S』です。
http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w44s/
この端末は従来の縦方向への開閉に加えて、横方向へも開閉ができ、その場合当然端末の持ち方も両手で横持ちとなるため、ニンテンドーDSなどの携帯ゲーム機に近い操作性が期待できます。
次に一般作者製作の無料アプリがダウンロードできるアプリゲットにて公開されている「横ゲー」というゲームを紹介します。http://appget.com/vf/pc/apview_028319.htm
このゲームは自動で走り続けるキャラクターが地面に空いた穴に落ちないように、ボタンを押してジャンプするという単純なゲームです。ですがこのゲームが特異なのは、縦持ちの携帯電話本体を横に持ち替えて操作するという点にあります。これによって必然的に本体を両手で持つかたちになりますがこれがなかなかやり易いです。ただしゲーム自体の出来はイマイチで、キャラを自由に操作できる様なゲームでもないため、横持ちのアイデアがあまり活かされていないのが残念です。
コントローラーを携帯電話に外付けしてしまおうという発想の製品もあります。それが「XEG」です。 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0602/13/news018.html
この製品は携帯電話本体に、両手持ちの本格コントローラーを直接取り付けて使います。見た限り操作性のほうは問題なさそうである意味これが一番正統な答えのような気もします。ただし言うまでもなく、こんな物を携帯電話と一緒に持ち歩くのは少々問題がありそうですね。実は以前AUにはこれと同じような物がありまして、オプション品として注文することができたようです。
ここまで操作性のことばかり書きましたが、グラフィック面での進化も当然ありました。初めて携帯電話の画面で「リッジレーサー」を見たときは、ついにここまで来たかと驚きました。レトロゲームに限らず、家庭用で発売されているゲームが次々と携帯電話に移植されていくことも、一昔前までは考え付きませんでした。ゲームのジャンルもかなり広がり、携帯電話の通信機能を利用してのネットランキングやオンラインゲーム、最近ではカメラ機能を使ったゲームまで出てきています。
「本格的にゲームをしたいならばゲーム機でやればいい。」と安易に片付けてしまうこともできます。きっとそれは至極正しい考え方だと思います。ですが、携帯電話ゲームはゲーム機にはない魅力も持っています。携帯電話は何処へ行くのにも持っていくので、いつでも気軽にプレイ出来ます。携帯ゲーム機でも良いのですが、必ずしも移動先でゲームをやるとは限らないような場合は、荷物が一つ増えてしまうので正直持っていきにくいという事もあります。またゲーム機向けのソフトと比べると開発費が安く作りやすいため、上で書いたような斬新なアイデアのゲームが出て来やすいということも一つの利点だとおもいます。ゲームを購入する際も、1タイトルあたりの単価が数百円程度と、失敗したときのリスクが小さいためより多くのゲームを試せるということもあります。
このように携帯電話のゲームは常に進化を続けてきました。そして今ゲーム専用機にはない、携帯電話であるが故の独自の方向へ進もうとしています。これから携帯電話ゲーム業界が益々面白くなっていくことを願っています。
ここまで読んで頂いた方どうもありがとうございました。