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今回は久しぶりにコラムを書いてみたいと思います。
よろしくお願いします。
J-RPGに物申す(ロールプレイングってなんぞや!?)
ここ日本におけるTVゲームのジャンルで、もっともメジャーと言われるもの。
それこそがRPG=ロール・プレイング・ゲームです。
熱心なゲームファンの皆様ならすでにご承知の事でしょうが、
今回はこのRPGというゲームジャンルについて考えてみたいと思います。
では先ずここに1本のゲームソフトを取り上げたいと思います。
2006/3/20に海外の
ベセスダソフトワークスから発売された
XBOX360/PS3/PC用ソフト
「The Elder Scrolls IV : オブリビオン」
です。
ここで取り上げるまでもなく全世界で絶大なる評価を受けたこのゲームは、
その年のゲームオブザイヤーに輝きました。
もちろんRPGタイトルですが、なぜかここ日本ではどちらかと言えばマイナーな
作品として捉えられていると感じます。それどころか、この作品をして
「純粋なRPGジャンルではない」といった意見も多く伺っております。
世界中のゲームファンが驚愕し「これこそがRPGの正統進化だ!」と評価した
この作品が、何故「マイナーでちょっと変わったRPG」という扱いなのか!?
ちなみにオブリビオンを知らない方はこちらをご参照下さい↓
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%AA%E3%83%B3)
それではまず我々日本人が考えるRPGとはどういったものなのか?
いくつかのヒットタイトルを挙げて見ていきましょう。
ファイナルファンタジー
ドラゴンクエスト
テイルズオブ~
キングダムハーツ
スターオーシャン
.hack
まだまだありますが、この辺りが日本でヒットしているRPGタイトルでしょうか。
これらの作品は大作シリーズとして成長を続けており、日本国内においての
RPGメジャータイトルとして多くの支持を得ています。
そしてこれらのタイトルに共通した要素
「壮大なストーリーをいかに見せるか」
という部分において、非常に拘って作られているのではないでしょうか。
プレイヤーを含めた登場人物には、それぞれ固有の名前と設定があり
プレイヤーを含め各自台詞も用意されております。
さらに各イベントシーンでは声優によるフルボイスのムービーシーンが
挿入され、コントローラーを置いてじっくりと(ry
・・・長くなりそうなのでこの辺にしておきますが、
要するに日本におけるRPGとは
アニメや映画を見るかのごとく、用意されたストーリーを見る
というのが主題になっているのではないでしょうか?
そのようになった理由は2つあると思います。
日本においてはゲームファン=アニメファンである事が多く、
アニメをたのしむ延長としてRPGをプレイしているのではないか?
またファイナルファンタジーⅦの超大ヒットにより、
各社がこぞってそのフォロワー的な作品を続々と発売したことにより、
RPGというゲームジャンルの主流が定まっていった事が主な理由だと思います。
そのような傾向が悪いとは思いませんが
RPGという言葉の意味合いを考えた場合、日本におけるRPGは
少し本来の意味をそれた方向になっていっているのではと思います。
ロール=役割 を プレイング=演じるゲームですから、
本来プレイヤーがキャラクターの行動を演じる部分が本質であったはずです。
しかし日本のRPGでは、操作キャラはプレイヤーの意向を無視し
独自にセリフを喋り行動します。プレイヤーの演じる場面といえば
戦闘やフィールド移動などに集約されている場合が多く、
物語の一員としての行動に自由は与えられていません。
その辺りは、やはり完璧主義を求める傾向が強い日本人ですから
だれもがヒーローになれる事が約束された商品に支持が集まるという事でしょうか?
僕個人としては主人公=自分という感覚でRPGを楽しんでいますので、
昨今のJ-RPGにはかなり違和感を感じております。
代表的なRPGとしてあげた中に、あえて入れなかった作品に
「ポケットモンスター」があります。僕はこのゲームがすごく好きなんですが
何故入れなかったかと言いますと「主人公=プレイヤー」という事に
徹底的にこだわって作られた作品だからです。
もちろんGB最大の大ヒットを記録したタイトルですが、今のJRPGに
おいては実は異端なタイトルですし、RPGファンの中でも
「子供向け」というようなイメージを持たれている方が多いかもしれません。
別に用意されたストーリーを楽しむRPGが駄目だとは思いませんが、
本来の意味でのRPGを好きな人間がRPGファンとして肩身が狭い現状は、
ちょっと考えてしまいます。
実際に僕がJRPGファンの方とお話をした際に、僕の趣向を聞いて
「本当にRPGファンか?RPGは用意された物語を楽しむものだろ?」
という様なことを言われた事があります。
なんともいたたまれませんが、取り合えず日本でも「オブリビオン」や
「フォールアウト3」がプレイできるという事は、同じような趣向を持った
ゲームファンが少なからずいる証だと思うので嬉しいです。
では、今回はこの辺で終わりとします。
今後わが国からも本来の「ロール・プレイング・ゲーム」が
発売されることを願っています。
FF13には期待してます。
長文でしたが読んでいただいた方は有難うございました。